冷たい風とハンサム日記▽・w・▽
わが町にある、JRY原駅前で、H.Gさんを見た。
H.Gといっても芸人でフォー!と叫ぶ人ではなく、政治家の方。
数ヶ月前に写真雑誌に女性キャスターとの密会写真が掲載された人だ。
まだ三十代の若さと、颯爽としたルックス(今時こんな言い方はしないのだろうか)でおば様たちの支持も厚い人だったので、不倫のゴシップは致命的なのでは、と言われていた。
Bに勤めていた時、支持基盤である団体などの宴会や披露宴に年に何度か出席していたのを見ているので、その人気ぶりは知っていた。
おば様たちから記念写真をせがまれ、愛想良くポーズをとっていた姿を思い出す。
今日、地元は毘沙門天祭の縁日。
駅前から約2kmほどの間にたくさんの屋台が並ぶだるま市だ。
観光に訪れる人も多いY原駅前で、HGさんはたった一人で、ハンドスピーカーを使って演説をしていた。
はじめは分からなかった。
駅舎に入ろう、と階段を上りかけたところでハンドスピーカー越しに誰かが演説をしているのに気づき、こんな祭りの日に何の演説を?と目を向けると、自分のポスターを2枚貼っただけの金網フェンスの前にHGさんの姿が。
いつから始めていたのかは分からない。
背後にポスターが貼ってあってもほとんどの人がHGさんとは気づいていなかった。
これが沼津や三島函南あたりだったらまた注目度も違ったのかもしれないけど、富士市といったら自民党のSさんの地元であり、HGさんは元々縁の薄い土地柄。
時々誰かが気づいて声をかけに行くくらいで、ほぼ全員が彼の前を素通りしていく。
駅から出て行く人は縁日に気を取られ、駅に入っていく人は早く寒さから避難したいために足を止める余裕もない。
一時活動を休止していて今年あたりから色々な駅前で演説活動を始めた、というのはネットのニュースで知っていたが、誰も自分に目も向けない土地で、空しく演説を続ける心境はどうだったのだろう。
今日一日を通して吹いていた風をいっそう冷たく感じたのじゃないか、とうまく話をまとめてみました。
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