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ロキソニン無双 ▽・w・▽


一昨日のこと。
原因はわからないのだけれど、喉の右側に軽い痛みがり、物を飲み込んだりすると痛みが強くなる。
あれあれ、身体でも冷やしてしまって軽く風邪でも引いたか、と思っても熱は出ない。
だから、薬の飲むわけでもなくもちろん病院に行くわけもなく普通に一日を過ごした。

昨日の夜のこと。
喉の右側の痛みは治まったものの、今度は左側が痛む。
最初は右側と同じく嚥下する時の痛み、それが、段々と何をしていない時でもジンジンと痛み出し、時間が経つに連れて嚥下するときの痛みが強くなり続け、ついには痛みのせいで眠ることが出来なくなった。

気にしなければいいのだろうけど、唾を飲み込むと喉が強く痛む、と分かってしまうとなぜか口の中にヨダレが溢れてきてしまう。
そうなれば飲み込まざるを得ず、そのたびに激しく痛み、朝方には左側の喉のあたりが熱を持ってきた。
なんとか朝まで我慢して病院に駆け込んで、と思っても、今日は午前中の10時からどうしても日時をずらせない打ち合わせがあった。
結局一睡もしないまま、打ち合わせ場所まで出向き、一時間半ほどやり取りをして良い感触をつかみ、後日連絡をもらえるように手配してから、電話して事情を話し、病院に向かうことに。

ただ、その時はもう午前11時半を過ぎて、午前中の診察の受付時間は終了。
ギリギリ間に合うかも、と思ってあらかじめネットで場所を調べておいた駅のすぐ近くにあるはずの耳鼻咽喉科も見えず、交番に出向いて聞くとあちらこちらに問い合わせてくれたものの、廃業していることが判明。
検索した情報がずいぶん前のものだったらしい。

愕然となりながら、気持ちを切り替えて大きな総合病院へ。
歩いていける距離のはず、しかし、この頃から熱が出始めたらしくどうにも体がだるくて足が進まない。
路線バスの停留所を見つけ、10分ほど待って乗車。
総合病院でももちろん午前中の診察のは終了、しかし、午後の診察時間が1時と1時半くらいまでなら待とうと決めて受付を済ませようとすると

「今日の耳鼻咽喉科は午後のみの診療で1時受付開始の2時半から診察開始、ただ、予約の入った患者さんが優先ですので先生に診てもらえるのはもっと後になるかもしれません」

無理。無理無理。
こちとらもう痛みが怖くて食事どころか飲み物を口にすることさえできない状態、昨夜から一睡もしておらず、今朝から何も口にしておらず、熱発が始まり、左側の扁桃腺は熟したクランベリーみたいに赤く腫れ上がっている。

諦めて総合病院から駅へ向かう。
今度もバス停を見つけるものの、ちょうどいい時間に通りバスがない。
歩道に停留所を示すスチール状の物体が置いてあるだけ、バス待ち客のためのベンチもない。
しばらく呆然と立っているが、立っているのが辛く、それくらいならばと歩き始め、結局バスは駅に着くまで来ず。

この時点でもうフラフラ、誰かがそっと枕を置いてくれたなら、たとえそれが産業道路の緑地帯だって寝込む。

それでも駅周辺には内科の医院くらいあるだろう、と思って高架を抜けて駅の向こう側に行くと、なんと奇跡のように耳鼻咽喉科の看板が。
もうどうでもいい、午後の診察時間が三時からだっていい、待合室で爆睡してやる。
両足を引きずりながら辿りつくと、階段を登ったところにあるガラス扉の入り口に貼り紙が。

「まことに申し訳御座いませんが、先生の体調不良のためしばらくお休みをいただきます」

なんというバッドタイミングの医者の不養生。
最後の望みは絶たれた。絶望感が襲ってくる。お前は激しく痛む喉に苦しんだまま残りの人生を過ごすのだ、という悪魔の勧告書が内容証明郵便で送り付けられたようだ。

ここは出先の駅。
午後の予定はもう全部キャンセルさせてもらうよう段取り、自宅のある街へ戻ることに決めた。
喉の痛みは定期預金の利息が溜まっていくように少しずつ強くなっている。
熱に対抗して水分を取ろうと買ったポカリスエットは喉を通るたびに激痛をもたらす。
そのたびに激しく顔を歪め、痛みを我慢しながら何とか水分を飲み込もうとあがくおっさんの斜め前にはなぜかこんな時間に女子高生軍団がいて遠慮無く引いてやがる。

地元の駅、ローカル私鉄に乗換え、もよりの総合病院まで。
よく考えたらここは出先の街にあったカソリック系医療法人が経営す病院じゃないか。
となると、午後の診察受付時間と診察開始時間も。
ビンゴ。
でもその時にはもう午後1時半過ぎになっていたので、受付を済ませ、問診書を書き、熱があるようだから耳鼻咽喉科より内科のほうが早く診てもらえますよと親切な受付嬢が手配してくれたのに感謝しつつ、内科の待合室へ。
しかし、ここの問診票を見たベテランの看護師さん、この症状なら耳鼻咽喉科ですさあ行きましょうと引っ立てる。
自分の職業上の判断と、患者様への配慮に揺るがない自信を感じさせる足取りに、付いていかざるを得ず、耳鼻咽喉科であらためて受付。
そこから痛む喉と熱でふらつく頭と冷や汗の出始めた身体で待たされること1時間45分。
ようやく診察してもらえる。

喉の痛み、食事どころか水分も摂れないこと、熱が出ているらしいこと、一睡もできなかったこと、を謎解きを始めた探偵のように合理的に説明、特に喉の痛みを可及的速やかに処理してほしいことを強調。

医師の診断。

昨夜からということだけど、喉が腫れてしまっている。
しかもこの腫れや痛みはさらに強まってくるかもしれない。
今日から三日間、点滴を受けて、四日目に様子を診る。状態が改善されていないようなら入院治療も考える。QED。
しまった名探偵役を奪われた。

点滴を三日間はムリっす、と俺。
じゃあ、点滴は今日だけ、明日から二日間は飲み薬を出します、もちろん痛み止めも出しましょう、ただし、強い薬なので痛みが弱くなったら飲むのをやめて下さい、いいね、いいですね。

交渉成立。

俺は痛み止めを貰えることに成功し、医師は症状が悪化しないよう抗生物質が入っている点滴を大量投与して菌でもウィルスでも、体内で悪さをしている連中を抑えこむ布石を打った。

点滴は抗生物質が入っているということでことさらゆっくりと入れられ、3時間かかった。
安くはない診察代を払い、ようやくもらった痛み止め、消炎鎮痛薬が業界のメジャー錠剤ロキソニン。

喉が痛くても食べられそうな食料を買い、ローカル私鉄のベンチでいよいよロキソニンを飲む。
まず、眠気が来る。
喉が痛くてなるべく唾を飲み込まないように我慢しているのでうとうととした口元からヨダレが行きつ戻りつ、を開始。気づいて回収。

自宅近くの駅で降り、歩き始めると今度は熱や頭痛が薄まっていることに気づく。
足取りが軽くなる。
何かを飲み込むときには相変わらず痛むけど、こちらも少しずつ弱まっている。
自宅についておそるおそるおにぎりをついばむ。
何とか食べられる。
痛みが薄まっていく。さすが消炎鎮痛薬業界のエース、ロキソニン。
無双である ▽・w・▽

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