夜と桜とハンサム日記▽・w・▽
この3月は、送別会シーズン。
うちのレストランも、レストランというよりバンケット会場としての利用の方が多く、20名様以上の宴会が毎週末に必ずあって、クリスマスシーズンを含む12月よりも売り上げがあるほどだった。
30名を超える参加者の宴会、食事会になると厨房の人数の関係で他のお客さんを取ることが難しくなるため、あらかじめ他の予約が先に入っていなければ、ほぼ貸切りになる。
そうなると、例えば18:00開始でビュッフェスタイルの宴会の場合、フリードリンクの適用時間が二時間なので20:00過ぎくらいにはお開きとなる。
それから、卓上の片付け、テーブルを朝食バイキング会場用に戻し、洗いあがった食器やシルバー類、グラス類を拭きあげ、しまってあった場所に戻すのに、約一時間。
その後にいつものごとく豪華な賄いがあって21:30、賄いの片付けと料理出しカウンターをきれいにしたり、レジの締めをやったりしているうちに大体22:00くらいの上がり時間となる。
それからN沢さんに車で帰り道の途中、店舗面積の広いコンビニのある所まで送ってもらい、コンビニで何か飲み物を買って、そこから家まで歩き始めるのが22:20頃。
家までの道筋を、わざと遠回りするようにして帰る。
夜の桜を見るためだ。
今年の春は桜が咲くのも早いし、咲き始めるとあっっというまに満開同然の開花状況になる。
車から降ろしてもらうコンビニからしばらく歩くと川を渡る橋があって、その橋から川沿いの土手に並ぶ桜が、今夜あたりでもう満開。
橋を渡ると別のコンビニがあり、そこからさらに遠回りの道に進むと、車線がいくつもに別れる地点があって、その道路の中ほどに三角形の小さな公園くらいの大きさの緑地帯がある。
芝生の敷きつめられたその場所には、大きく枝を張り出した桜の樹が何本かあって、街灯もない場所でも、月明かりで薄ぼんやりと桜の花が見える。
思わず歩く足を止めて、見入ってしまうくらい見事に咲いている。
道路を渡って緑地帯に入り、ふかふかと足が沈み込むような芝生の上を歩いたり立ち止まったりしながら夜桜を見物する。
多分その時の自分は馬鹿みたいに口を開けたまま桜に見惚れているはずだ。
少し遠回りをするだけで、以外な場所に咲く見事な桜を見物出来る。
毎年この季節になるたびに、ああ今年も満開の桜を見逃した、と嘆くことが多いんだけど、今年は十分に桜を堪能している。
しかも、夜桜。
こんな時だけ、酒を飲めない自分の体質がうらめしい。
酒が飲めたら途中のコンビニでビールにおつまみでも買って、一人で花見酒を楽しめるんだけど。
が、その前に誰かに通報されて警察官から職務質問されたりして。
実際ありそうで嫌な世の中だぜ、ふう~▽・w・;▽











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