2007年8月22日 (水)

引っ越すハンサム▽・w・▽

去年からはじめたこの黒猫堂ハンサム日記▽・w・▽

アメーバブログの方へ引っ越すことにしました。

今のところブログタイトルも変わる予定です

そんなわけで、愛犬家、Tくん、愛犬家ご主人グェンさんはこちらへ

http://ameblo.jp/muraki-handsome/

引っ越す理由は…

ココログ、飽きたかも…

女と携帯とブログは新しいもんに限る。限るぜ(・~・)

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2007年8月20日 (月)

『パパとムスメの7日間』最後の日▽・w・▽

無事最終回を迎えた

『パパとムスメの7日間』

最高でした。

パパ恭一郎とムスメ小梅の2人は、元通りの人格と身体に戻ることが出来ました。

そして、2人がそれぞれに抱える問題にもきちんと結末をつけることが出来ました。

中身小梅を演じる舘さんと、中身パパを演じるガッキーがそれぞれに素晴らしく、すっかり見慣れてしまったので、元に戻った2人の方に違和感を感じてしまうかも、なんて勝手に心配してたんですが、杞憂に終わりました。

元に戻ったパパ恭一郎はかっこよく、元に戻ったムスメ小梅はパパへのツンデレぶりが可愛いらしく、見ているこちらは顔がにやけっぱなし…

連続ドラマの最終回というのは難しいものです。

最終回までに張り巡らされた伏線をきっちりと回収しなければいけないし、数ヶ月にも渡って視聴者が感情移入してきた登場人物たちの関係にもきちんと結末をつけなければいけません。

この『パパとムスメ~』の最終回、伏線の回収の仕方がまず見事でした。

メインテーマであるパパとムスメの人格の入れ替わり、については早い段階で元に戻します。

それによって、元の日常に戻ってからの2人の関係をしっかりと描くことが出来ました。

パパの仕事は成功に終わり、小梅の恋は健太先輩からの告白によって順調にスタートを切ります。

原作では最後、ある意味モンスターを化す西野和香子も、やや思い込みの激しい女性という以上には描かれず、新たな恋も始まってまずはめでたし。

押しが強くてやや鬱陶しい役柄だった小梅の親友りっちゃんとのエピソードも、心温まる結末を迎えます。

川原家に押しかけてきたりっちゃん父娘と川原父娘の会話は、人格の入れ替わりを経なければありえなかった内容。

入れ替わっていた間にそれぞれの立場を経験したことによって、お互いを思いやるパパとムスメの姿は感動的です。

入れ替わりアイテムとして使われていた桃も、まさか元に戻った後にまで伝説があるとは予想外。
こういう使い方があったのか、とうれしい驚きでした。
佐々木スミ江さん扮するおばあちゃんは、やはり2人の入れ替わりに気づいていたようです。

悪役として登場した櫻木部長も、最後にはパパ川原恭一郎のプロジェクトリーダーとしての力量を認め、出世の後押しをしてくれました。

ストーリー上の伏線に誰もが納得のゆく結末をつけ、人間関係については絶対的な悪人を登場させないことで穏やかにまとめています。

ベタと言えばベタな終わり方なのかもしれません。

ドラマの中のありとあらゆるエピソードがハッピーエンドを迎えました。

でも、それぞれのハッピーエンドにはわざとらしさが無く、このドラマを最後まで観続けてきたものにはこれ以外にはありえない最高の結末になっていた、と思います。

物語には、それぞれの物語の初めから、そうあるべき結末、というものが存在するんじゃないか、と思っています。

それは誰にも、作者にさえねじ曲げることの出来ない物語自身が選んだ運命。

このドラマで言えば、パパとムスメは無事に元へ戻るべきだし、元に戻ったそれぞれの立場は、入れ替わる前よりも善きものになっているべきで、ハッピーエンド以外にはありえません。

変に物語を歪めることをせず、見事なハッピーエンドを見せてくれたドラマの製作スタッフには素直にお礼を言いたい気分です。

ありがとうございました、こんなに楽しいドラマを見せてもらって、と。

そして何より主演の2人の素晴らしい演技にも。

素人なので、演技の巧拙については語るべき言葉を持ちませんが、このドラマに関する限り、舘ひろしさんとガッキーというキャスティング、今となっては、他には考えられないほどのはまり方でした。

舘ひろしさんのコメディアンとしての弾けっぷりも見事なら、実質ドラマ初主演となる新垣結衣さんの可愛らしいことと言ったら。

女子高生を演じたり、オヤジっぽい仕草をするから面白かったり可愛く思えたりしたのも確かなんですが、元のパパとムスメの関係に戻ってから、ママを交えて描かれる日常の場面でも、この2人のコンビネーションの良さは変わりませんでした。

口もきかなかった入れ替わり前と較べて、ごく普通に朝の挨拶を交わし、小梅が失敗した弁当の料理を食べさせたり、軽く言い合いになったりする場面には本当に心が和まされました。

そんな2人を見るのも今週で最後。

続編やスペシャル化を望む声も多いようですが、このドラマに関する限りはこの最終回以上のものはないように思えます。

では、最後にドラマの公式サイトで紹介されているクランクアップ時における、舘ひろしさんの言葉を紹介して終わりたい、と思います。

「俺と結衣は、『あぶない刑事』以来、最強のコンビ」。

愛されてるね~ガッキー

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2007年8月16日 (木)

某プロ野球ファームチームとハンサム日記▽・w・▽

先週の金曜日、土曜日。
プロ野球の二軍チームが職場であるホテルに宿泊。

とある関東の都市をホームグラウンドとするチームで、セ・リーグ所属、一軍とはチーム名が違う、と言えば分かる人には分かってしまうでしょうそうそこそのチームです。

二軍チームといえば若手中心なので、さぞかしたくさん夕食を食べるんじゃないか、と予想していた。

人数は初日金曜日が27名様、2日目土曜日が37名様の予定で、レストランはほぼ貸切状態。

初日のメニューは、オードブルに本鮪のカルパッチョ、メインに地元の名産品ヨーグル豚ロースのソテーを用意、さらに別の料理卓を準備して、そこはバイキング形式で各自お好みの料理を並べた。

サラダ、フルーツ、白飯、肉じゃが、中華風野菜炒めにプラス、準地元ということで富士宮焼そば風焼そば。

二日目は、カレーライスをメイン料理に、サラダ、冷しゃぶ、パスタ、牛ハラミのポワレ、目鯛のポワレなど。

これだけの品目を用意して足りるだろうか、と実は戦々恐々だったんだけど、実際には結構料理が余ってしまった。

理由は二つ。

二軍チームといっても、調子を落とした一軍の選手や、盛りを過ぎたベテラン選手、故障中の調整のためにファームに来ている選手などもいる。

このチームでいうとベテラン外野手のF選手、数年前に名古屋のチームから同じポジションのT選手と入れ替わるように移籍してきた捕手のN選手がそういう立場になる。

こういうベテラン選手は、食事もそこそこに遊びに出かけてしまうんですね。

特にF選手には、食事前に話しかけられて、飲み屋街みたいなところってある?みたいなことを聞かれたりして。

飲みに行くことも無い下戸なんですけど、必死にとぼしい知識を総動員して説明して、わかってもらえたかどうか…

何人かの若手を引き連れてのお出かけなので、食事開始から10分くらいで10人近くがいなくなってしまって、おかげでメインの料理が間に合わなくなってしまった。

理由のもう一つは品目が多すぎたこと。
しかし、これはチーム所属の栄養士さんからの指示もあるので変更も難しい。

とはいえ、さすがにガタイのよい若者中心のチーム、食べる選手はメインの料理をお代わりしたりして、よく食べてくれました。

みなさん、レストランに入ってくる時には選手同士元気に挨拶を交わしていて、さすがに礼儀、マナーの面ではしっかりした若者ばかり。

ガタイがよい、と書いたけど、身長とか筋肉とかだけではなく、骨格がガッチリしていて、縦の厚みが違いましたね。

未来の有名選手もいたのかもしれないな~、と今になって思う次第▽・w・▽

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2007年8月13日 (月)

パパとムスメのハンサム日記~6日目▽・w・▽

今週の第6話目の放映も無事終わり、最終話を残すばかりになった

『パパとムスメの7日間』

いよいよ、心と身体が入れ替わったパパとムスメが、元に戻る瞬間、が近づいてきました。

前回も書いたように、世界陸上大阪大会中継を控えて、放映枠が全7回、とあらかじめ決められているために来週で最終回となります。

今週のストーリーは、最終回への橋渡しをするための重要なパート。

…なんですが、最終回へ向けて様々な伏線を張っておかなければならないせいか、ややバタバタと落ち着かない展開になっていたように思いました。

最終回では、この2人がどうやったら無事に元に戻れるのか、というだけでなく、2人が入れ替わっている間に起こったそれぞれの出来事にも決着をつけなければなりません。

パパ=中身小梅の発言で仕切りなおしとなったレインボードリームプロジェクトの成否



小梅の中身がパパである間にどんどん進展してきた健太先輩との恋の行方

が、パパとムスメ双方の抱える最重要課題。

さらに、川原家には、不倫妄想に捉われる、ブラック西野が襲来し、なぜか今週になって小梅の親友りっちゃんとの絶交問題までを抱え込むことになってしまいました。

そんなてんこ盛りの内容の中、伝説の桃の謎を明かし、それを探しに出かけるのですから、パパとムスメ、今週はいつもに増して大忙しでした。

そういえば伝説の桃、これまた以前この日記に書いたように、原作には登場しないアイテムです。

恭一郎と小梅は、地震による電車事故のショックで入れ替わり、ブラック西野に関連するある事件のショックによって元に戻ります。

そのままの方がシンプルで分かりやすかった、と思うのですが、まあ、「ブラック西野に関連する」事件、というのが、日曜9時からのホームドラマには、ややえげつないかな、という性質のものなんですね。

どうするのかな、と思っていたんですが、予告編を見る限りでは、伝説の桃がからむことで、もう少し穏やかな展開になっているようです。

元に戻った恭一郎と小梅は、本来の自分が抱える難題にどう立ち向かうのか。

可愛らしい舘ひろしさんや、親父くさい台詞が可憐なガッキーを見られるのもあとわずかです。

本編はもちろん、合間に流れる、ガッキーが出演しているサイダーのCMが、なんと『パパとムスメの7日間』最終回限定バージョンで放映されるそうですから、そちらもお見逃しなく▽・w・▽

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2007年8月12日 (日)

『山田太郎ものがたり』多部未華子さんを愛でるハンサム▽・w・▽

多部未華子さんファンにはたまらない展開になってきた

『山田太郎ものがたり』第6話。

このまま、太郎と隆子の恋愛がストーリの主軸となるのでしょうか。

今回のラストで、隆子が出演した映画の台詞をそのまま使って太郎に想いを告げるシーン。

肝心の太郎には、全く通じず、スルーされてしまいます。

告白した相手に、告白した、と気づかれていないのですから、振られたわけでもなんでもない、と思うのですが、ドラマの公式サイトの7話目あらすじを読むと、告白するも玉砕した隆子は…という扱いになっています。

来週、親友の中井正美=大塚ちひろ、の取り計らいもあって再度告白のチャンスをうかがうようですが、果たして…?

以前にも書いたように、このドラマのストーリー展開を巡っては賛否両論が入り乱れてまして、特に一番多いのが、原作のマンガではそれほど重要な役柄ではない池上隆子の活躍ぶり。

なぜ池上隆子にまつわるエピソードが、あれほどドラマの中心に据えられるのか。

もっと太郎や太郎の家族、親友御村を中心にしたストーリー展開にしてほしい、というのが、アンチ隆子派の人たちの主張なわけです。

たしかに、太郎を勝手に自分の妄想の主人公に仕立て上げ、太郎にまつわりついて空回りし続けるだけのキャラクター、というのであれば、あれほど隆子のエピソードに時間を割く必要はなかったでしょう。

しかし、6話目になって太郎と隆子の恋愛話がストーリーの主軸になる(ただし、わかりやすくは成就しないはずです)、ということがはっきりとしたことで、なぜあれほど隆子目線のストーリー展開になっていたか、に答えが出たのではないでしょうか。

このドラマは、誰に感情移入しながら観るべきなのか。

実はそのことが非常にあいまいなまま、ドラマはスタートしていました。

今時ありえないレベルの貧乏暮らしをしている太郎か?

華道の家元の跡取りとして、これまたありえないほど裕福な環境に恵まれた御村か?

いずれも、桁外れな貧富の差、というものがあって、観ていても共感しづらい部分がある主人公の2人です。

一見、太郎や太郎の家族のように、貧しくても毎日を幸せに生きることがテーマ、のように見えますが、たいていの人間は、太郎のようには貧しさを受け入れることが出来ません。

軽く裕福であること、が現代の主流となりつつあるこの状況の中で、貧しさに苦労はするものの、その事実をあるがままに受け入れる太郎やその家族の存在、はある意味異端ですらあります。

隆子の家庭は、太郎ほど桁外れに貧しくは無く、御村のように桁外れに裕福でもありません。

池上隆子というキャラクターは、視聴者目線でストーリーを展開するための狂言回しとして設定されている、という風に考えるのが自然なような気がします。

狂言回し、というのは、文字通り古典芸能である狂言の世界から生まれた言葉です。

我らがネット辞書『ウィキペディア』によりますと、

物語のほぼ全般に渡って、物語の進行に重要な役割を果たすキーパーソンのこと。

という説明になっています。

主人公ではない場合が多いが~主役以上に印象に残る役柄であることが多い、という説明もあって、これってまさに、ドラマ『山田太郎ものがたり』における池上隆子ですよね。

ただ、はじめのうち隆子は、妄想が激しすぎてとても視聴者の共感を呼べるようなキャラクターではありませんでした。

隆子を演じる女優が、多部未華子さんでなかったなら、批判の舌鋒はもっともっと鋭く、毒を含んだものになっていたでしょう。

さて、ここからは多部未華子さん礼賛になりますが(長いな前置きが、ビックリするわ)、6話目における隆子役は今まで以上に素晴らしいものでした。

自分自身の中にある太郎への感情を持て余し、整理することさえ出来ずに感情をアップダウンさせていまう隆子、というキャラクターを多部さん以上に巧みに演じられる女優っていないんじゃないか、とすら感じてしまいました。

御村から太郎が恋に落ちたかもしれない、と聞かされる場面。

「恋?」

と、驚いた後

「あ、あたしには関係の無いことだから」

という短い台詞の間に見せる驚くべきほどの多彩な表情。

興味が無いなら、と立ち去ろうとする御村を素早く、間を空けずに

「ちょっと待って」

と、引き止める時の、棒でも呑んだようなぎこちない動き。

興味がないくせに、なんでそんなことを聞いてくるんだ、という御村のツッコミに

「聞いただけ」

と低く息だけの声で答え、やがて高笑いしながら立ち去るまでの演技。

完璧。

完の璧でした。

分かりやすすぎてわざとらしい、と感じた方もいるでしょう。

もちろん隆子は、思いっ切り、分かりやすく、自分の本当の気持ちを誤魔化しているわけですから、わざとらしく、うそ臭く感じて正解なんです。

正直に言うと、はじめのうち、妄想爆発だった頃の隆子役って、今までの多部さんの演じてきたどの役柄とも違うハイテンションで、声も今まで聞き慣れてきた中性的なものよりもかなり高い音域を意図的に使っていて、違和感があったんです。

でも、さすがに多部未華子さん。

4話目までの妄想キャラが落ち着いた5話以降の演技で、隆子役を自分の得意とする領域まで引き寄せてしまいました。

公式サイトによる動画インタビューによると、隆子役の印象を聞かれて

「とにかく、妄想ですね。すさまじい…」

と、答えていますから、かなり戸惑いもあったんじゃないでしょうか。

その隆子役を、自分の理想と環境のギャップに戸惑い、自分の中の恋愛感情すら他人からのフォローがなければ自覚出来ない不器用ながらに多感な少女、として見事に演じきってくれています。

これからも池上隆子=多部未華子さんの活躍を楽しみに、

『山田太郎ものがたり』

を見続けたい、と思ってます。

それにしても御村の言う第三段階って何▽・w・▽?

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2007年8月10日 (金)

富士宮焼きそば、3連チャンのハンサム日記▽・w・▽

静岡県の東部、しかも隣接する街に住んでいながら、今まで本格的な『富士宮焼きそば』ってやつを食べたことがなかった。

そこで休みの今日、実際に富士宮まで行って食べ歩きをすることに決めた。
固く心に誓った。
じっちゃんの名にかけてみた。

まあとにかく、出かけたのは、やや涼しくなってきた午後3時すぎから。

JR富士駅で身延線に乗り換える。

この時点で、軽いカルチャーギャップに遭遇する。

身延線って、駅によって車両のドアを開けられたり、開けられなかったりするんだ。

開(ひら)いたり、開(ひら)かなかったり、の間違いなんじゃないか、と思った他都道府県のみなさん、残念。

車両のドアを開けるためのボタンってやつがあるんです。

多分規模の小さな駅は無人駅になっていて、そのために先頭車両(たいていの場合2車両)の一番前で、運転手と車掌を兼ねた乗務員に直接切符を渡したり定期を見せる、という仕組みになっていて、その場合はボタンは使わない。

ちょっと大きめの駅になると、車内アナウンスで

「すべてのドアを開くことが出来ます」

と、お知らせが入る。

しかし、自動的にはドアが開かず、ドア脇に設置されている開閉ボタンを押すことでようやくドアが開いてくれるんですね。

だから、各駅の停車時間も、たとえば東海道線に比べるとびっくりするほど長く、ゆったりとしている。

ボタンシステムに気づかず、しばらく開かないドアの前で立ち尽くしたりしても、余裕を持って降りることが出来るようになっているのです。

ある意味、合理的。
実際の感想はのどかだな~、につきるんだけど。

さて、焼きそば。

出かける前にネットを使って下調べをしておいた。

富士宮焼きそば学会、の運営する公式サイトみたいなものがあるので、そこでチェック。

いくつかの店に目星をつけてから出発してきたので、早速歩いて探し始める。

身延線富士宮駅から西富士宮駅までの間は、浅間神社のための区間、といってよい町の作りになっていて、ちょうど二つの駅の真ん中くらいの場所に浅間神社がある。

西富士宮駅前から続く商店街をまず歩く。

焼きそば学会認定のような店には、オレンジ色をした幟がおいてあるらしいので、まずはそれを探す。

時刻は午後五時前。

中途半端な時間だったので、営業時間外かもしれない、という危惧を抱きつつ歩き始めると、商店街をしばらく東に歩いたわき道にオレンジ色の幟を発見した。

公式サイトにも載っていた店

『杉本』

である。

近づいていくと、店の前にはタバコを吸いながら立っている男性の姿があった。

いやな予感がしつつ確認すると、案の定営業時間は午後5時から。
どうやら男性は開店待ちをしている様子だ。

あと10分ほど待てばいいんだけど、店の雰囲気が焼きそば専門店、というよりは鉄板焼き全般を営業している店のようだ。

ある目的のため、店内に入っても焼きそばの並サイズしか頼まないつもりだったので、なんとなく気後れする。

と、店の前に看板&張り紙があった。

そこには、こちらの店が準備中だった場合はこちらの支店へどうぞ、みたいなことが書いてあって、その支店、浅間神社前の歩いて5,6分の場所にあるようだ。

焼きそばのみ、みたいなことも書いてあるから店舗も小さくて一見(いちげん)さんでも入りやすいだろう、とそちらに向かうことにした。

再び商店街の中を歩いていて、いくつか幟の立っている店を通り過ぎた。

どの店も営業中のようでもあり、でもこちらとしては午後5時前の微妙な時間への気後れがあって店内には踏み込めず、という心理状態もあってスルー。

ようやくたどり着いた神社の参道前には、富士宮名物の食べ物屋さんの出店が並ぶ一角があった。

真ん中のスペースで飲み食いが出来るよう、キャンプ場なんかで見かける木製のテーブルとベンチが置いてある。

「杉本」支店

は、そのやや奥まったスペースにあった。

商店街の道からすぐの場所にある他店の出店前には大勢のお客さんいて、肝心の『杉本』の前は無人。

スペースもごく小さく、中を覗くと、高校生くらいにさえ見える若い女性が退屈そうにうちわで自分をあおいでいた。

やばい、ハズレくさいぞこの出店。

でも、せっかくここまで来たんだし、と思って不安に震える声と膝と指を押さえつつ注文。

品目はイカ入りの一種類のみ。

大、並、小のサイズのみ、持ち帰りか食べていくかだけ選べるシステムだ。

先に会計を済ませると、出来たら呼ぶのでお名前を、と言われる。

たまたまそのときの店番の女の子が愛想の悪いタイプの子だったので、思い切り事務的、かつ流れ作業的な口調。

どの名前にしようか、と瞬間悩んで、無難にハンドルネームを教える。

24個ある名前の中で一番使う頻度の多い名前だ。

「ハンサムです。」

事務的に動きかけたボールペンの動きがほんの少しの間だけ止まり、やがて何もなかったかのように動き出してハンサム、と書き終えた。

おれの顔に視線を向けることは無かった。

出来上がった焼きそばはおいしかった。

大量のキャベツと万能ネギと、天かすとイカと麺。

トレイを渡されるレジ付近に削り節の入った缶と紅しょうがの入った箱があって、それはかけ放題の使い放題。

ここも無難に削り節少々と紅しょうが少々にして食べ終える。

そしてトレイ、割り箸をそれぞれ専用のゴミ箱に捨てたその足で、同じ区画の中にある別の店へ赴き、焼きそば並を注文する。

好きな食べ物には意地汚いおれが、なぜ最初の店で並サイズしか注文しなかったか、の答えと、負けられない戦いがここにはあったのだ。

短い、限られた時間内で食べ歩きをするつもりだったのである。

だからこその並サイズ連ちゃん。

こちらの店はおばさん、というよりやや御年を召したご婦人二人が店員さん。

一人はレジ&出来上がった焼きそばを運ぶ係りで、もう一人のご婦人は、ただただひたすら鉄板の上でキャベツと麺を炒め、混ぜ合わせ、こねくりまわしていた。

こちらも料金は先払いで、注文と精算を済ませると番号札を渡される。

出来上がるとその番号を呼びながら、店員さんが運んできてくれる。
たいていはテーブルに到着する前に客自身が取りに向かう。

すぐそばには湧水の泉、みたいなものがあって、ひしゃくでそれを紙コップにすくい入れて飲むことが出来る。

この水は、まあなんというかごく普通の水の味だったように思う。思いました。

1

焼きそばの味はこちらのソースの方がややスパイシーな香り。
『杉本』のイカの代わりに、こちらの並には薄い豚の肉片が入っている。
天かすはやや大きめサイズ。

おいしかったっす。

これで2連ちゃん。

並サイズにして正解だった。
すでに結構おなかが膨れてきた。
インターバルを置くことにして、浅間神社を参詣。

夏休み中、ということもあってか、夕方近い時間なのに、参詣客がちらほら見受けられる。

大きく赤い鳥居をいくつか潜り抜けて本殿へたどり着く。

両脇に社務所と御札などを売る場所があって、御札売り場の巫女さんは携帯で誰かとお話中。

社務所の奥からは、越天楽の響きが聴こえてきて、CDかテープでも流しているのか、と社務所の脇の壁伝いに歩くと、そこの窓から聴こえてきた。

どうやらライブだったらしい。

神社で参詣をすませた後、しばらく端を流れる川のそばの公園で座って一休み。

焼きそばで膨れたおなかがこなれるのを待ち、川べりの風を受けて和む。

こういう観光客が頻繁に訪れるような名勝の近所に住む人がうらやましい。
毎日の散歩コースの中にそれはあるのだから。

無駄に歩きつつ、眺めの良い場所に足を運ぶたびに思うことで、こんな風に眺めのよい場所巡りで毎日を過ごせたらどんなに幸せなんだろうか、と思う。

なんて妄想に十分ふけった後、今度は西富士宮駅へは戻らず、富士宮駅まで歩くことに。

当然富士宮駅前にも、焼きそばの名店はあるはず。
大体の見当もつけてある。

そして富士宮駅→と標識が出来ている場所まで歩いて、→とは反対側に登り道を進むと、予想どおり、オレンジ色の幟が見えてきた。

店まで近づくと、佇まいそのものが、いかにも焼きそばがおいしそう、といった感じの店で紺地に赤い文字の入った暖簾もいい味をだしている。

マスコミにも何度も登場している

『大坂屋』

だ。

ガラガラと引き戸を開けて入るとカウンター数席に一人が座るのがやっとくらいの小さなテーブルが三つ。

カウンター席にはお得意さんらしい労務者風の初老の男性チームが三人陣取っていて、すでに顔は赤く、ピラピラとやかましい音をさせながら小型のビンゴマシーンでビンゴゲームを続けている。

なんかよく分からないけど、店主の女性(この人も初老くらいのご婦人)も気にしていないようなので、初心者としてはスルー。

愛想の良い店主に、焼きそばを注文。

イカ入り、肉入り、を食べたので今度は卵入りの玉子そばにした。

使い込まれた鉄板の上には、先客のおばあさんたちの食べるお好み焼きが焼かれていて、その脇で焼きそばを手際よく製作。

Photo

店主、さすがに手慣れていて、コテさばきもお見事。

出来上がったのが、写真の焼きそばで、これで450円。

短時間に食べた三番目の焼きそばだったけど、美味しゅうございました。

食べ終わるとおなかはパンパンに近い。
無理をすれば後一軒くらいは食べることも出来ただろうけど、遊びに来ていて無理をすることもない。

おとなしく帰ることにして、富士宮駅へ。

味の比較は個人の好みになってしまうので書かないけど、どれも甲乙つけがたく、美味しい焼きそばでした。

まだまだ食べていない店もあるし、近いうちに、また食べ歩いてみたいと思います。
思いました。

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2007年8月 7日 (火)

パパとムスメのハンサム日記~5日目▽・w・▽

今週も面白かった

『パパとムスメの7日間』

視聴率が16.7%を記録して、ドラマ週間視聴率で1位を獲得しましたチャペル

フジテレビの月9 『ファーストキス』 15.8%、火9 『花ざかりの君たちへ』 15.3%や、同じTBSの金10 『山田太郎ものがたり』 15.4%、日テレの水10 『ホタルノヒカリ』 13.4%、といった人気ドラマブランドを接戦ながら押さえ込んでの週間視聴率1位。

これは快挙といっていい、と思います。

先週は選挙で放映が休みになり、昨日の放送はバレーボール中継が延長されたために30分遅れの開始、という悪条件。

それをフォローするためもあってか、日曜の昼間に総集編が放映されたのですが、これが大当たりしました。

思えば、そもそも放映回数自体が、世界陸上の中継の影響を受けて全7回の変則シフト。

さらに、今週、来週、再来週と続けてバレーボール中継のために放送時間延長の危険を抱えたままとなる、不幸な生い立ちを背負ったドラマなんですね。

一話目を観て、名女優舘ひろしの魅力に取りつかれてしまい、さらに新垣結衣さんの可憐な表情と声にメロメロになってしまったおっさんとしては、ようやくこのドラマの面白さが大勢の人に伝わったか…と感慨もひとしおであります。

今週放映された第5話目は、笑いの部分と感動の部分のバランスが良く、パパとムスメが2人そろって、元の状態への復帰を強く望む意志を持ち始める重要なストーリー展開。

2ちゃんのドラマ版でもほぼ絶賛といって良い評価を受けています。

今週放映されたストーリーの山場は、

小梅= (実は) パパ=新垣結衣の成績悪化を心配する 「アルパチ」 両角先生発案による三者面談

西野さんとの不倫を疑うママ=麻生佑未の疑惑に追い詰められるパパ= (実は) 小梅=舘ひろし

小梅=パパに頼まれて、ママへプロポーズ記念のプレゼント 「ストロベリーフィールド」 を渡すパパ=小梅

プレゼントを渡し、思い出を語り合うことによってパパとママの和解が成立

お嬢様社員による 「レインボードリーム」 の販路確保

健太先輩に、彼女の特権として渡せるミサンガを編むパパ=小梅

何気に小梅にミサンガをおねだりする健太先輩と、パパ=小梅&小梅=パパ連合による窓越しのメール交換、そして携帯をライト代わりにして、直接自分で手を振るパパ=小梅

入れ替わりアイテム 「伝説の桃」 の再登場

本来の自分の居場所、身体に戻りたいと決意を固めるパパとムスメ

パパの不在をねらって家庭へ乗り込んできた、ブラック西野

と盛りだくさんの内容でした。

小ギャグを散りばめた三者面談や、その後すねてしまったパパ= (実は) 小梅を小梅= (実は) パパがなだめすかせる場面で笑わせ、ママとの思い出話や、大好きな健太先輩と窓越しで、メールを通じてしか話せない小梅のモノローグ、でジーンとさせるという演出のバランス配置も素晴らしい、と思いました。

今期のドラマには、優れた作品が多い、と思うのですが、この 『パパムス』 が一番好きです。

残すところ後2回の放送で、2人が無事元の身体へ、パパとムスメ本来の居場所へ戻れるのか。

気になるその鍵を握るのは、「伝説の桃」 にプラス、ブラック…

女ってきょわい…▽-w-▽

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2007年8月 5日 (日)

アホ宮ホタルとハンサム日記▽・w・▽

大事なデートハート達(複数ハート)の時間に、ビールを飲んでビールなごんでる場合かーーー!!

アホ宮こと、雨宮蛍=綾瀬はるかのおバカぶりに観るもの全員が突っ込みを入れた

『ホタルノヒカリ』第4話。

初回放送を観て、これはイマイチかも…と、書いたことなど忘れ、今や毎週の放映が楽しみになっているドラマです。

高野部長=藤木直人も、公私ともに蛍をあたたかく見守る保護者、として、いい味を出してきました。

几帳面で口うるさいけど、基本的には優しくて、几帳面だけに細かい配慮も出来る、いい人。

第4話の最後には、蛍のために彼女が好きな銘柄のビールを買い足して

「祝 初デート」

なんてメッセージまで書いたりして、おいしいところをかっさらっています(ツッコミ役としては相変わらず弱いですけど)。

そして、このドラマで蛍が恋する相手、手嶋マコトを演じている加藤和樹さん。

コメントをつけられる動画サイトニ○○コでも、大人気です。

この人も特撮ヒーロー物出身(ジュノンボーイコンテスト出身者でもある)で、

『仮面ライダーカブト』

では仮面ライダードレイク役。

○コニ○で『ホタルノヒカリ』の動画を観ている時でも、この人が出てくるといっせいに

「ドレイクキタ━ヾ( ゚д)ノ゛ヾ(゚д゚)ノ゛ヾ(д゚ )ノ゛━━!! 」

と大騒ぎになるほどの大人気で、正直まったく知らなかった役者さんなので意外でした。

原作のマコトはもう少しやわらかいイメージで、恋愛に関してはやや天然。

原作での蛍とマコトは、割と早い時期から付き合い始めます。

でも、部長と同居生活を送る蛍は、当然そのことをマコトには告げられないし、もちろん家へ招くこともできません。

マコトはそのことに多少物足りなさを感じるものの、さして不審に思うこともなく、ほんわかと蛍との愛を深めていきます。

結構ポジティブな原作のマコトと、かなりネガティブなところのあるドラマのマコト。

原作とドラマのキャラクターの違い、をあげていけばキリがないのですが、このマコトのキャラクターの違い、というのは蛍との恋愛に関して重要な要素となるので気になるところです。

4話の最後では、ついに勝手に恋にピリオドを打ってしまったマコト。

どうやら二人の関係がうまくいくかどうか、は蛍の努力に頼るしかなくなったようです。

その蛍もあのおバカぶりでは…

高野部長の別居中の妻から、交際中に出した手紙が送り返されてきたエピソードで、高野部長が妻を忘れるために手紙を燃やそうとする場面、バケツの中の火を消そうとしてタオルケットであおるだけだったり、水の代わりにビールをかけたり、空のバケツを持ってきたり、とツッコミどころ満載のボケっぷり。

せっかく徹夜して作成したマコトのための資料を自分では渡せなかったり、大事なデートを、ビールを飲む、という自分へのご褒美にかまけて忘れてしまったり、と恋愛方面に関しては、新生児以下のレベル。

アホ宮と呼んでください、と高野部長に告げたシーン以来、自分の中でもアホ宮確定なんですが、あのおバカぶりはただ事ではありません。

でも、その不器用さや、恋愛に関して臆病なところも、アホ、いや、雨宮蛍、という女性の魅力なんですね。

感情が素直に表に出るタイプで、それが陰性ではない、というのもいいところです。

だからこそ、几帳面でだらしの無いことが嫌いな高野部長も、自分の行動規範に反する私生活への干渉(恋愛への後押しや、自分と妻との関係を蛍に語るなど)までしてしまうわけで、高野部長自身も蛍との生活の中で変化しつつあります。

不本意な結果、として始まった2人の同居生活は、今のところ、2人を共により良い方向へと導いているようです。

あの縁側で過ごす時間と、その場で交わされる何気ない会話が、2人にとって段々かけがえの無いもの、へと育ちつつある『ホタルノヒカリ』。

次回のエピソードでも、高野部長の後押しで、終わったかに見えた蛍とマコトの関係もうまくいきそうな雰囲気です。

ミスター“いい人”高野部長=藤木直人さんの活躍に期待しましょう▽・w・▽ノ

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意外と盛り上がるお見合いパーティとハンサム日記▽・w・▽

昨日八月四日土曜日、職場のレストランでは大規模なお見合いパーティがあった。

当初参加者の予定人数が、男女三十名ずつ、計六十名だったのが、当日までに参加人数がどんどん増え、ふたを開けてみれば九十名。

普段、多いときでも10組程度の宿泊者用メニューやコースを中心とした料理を出しているレストランとしては、最大規模の宴会、になった。

いや、それにしても九十名って。

始まるまでは、レストランのスタッフで

「六十人も集まるのかな、今時お見合いパーティなんて」

といった会話がなされていたものだった。

それが、九十名参加で、しかもみんな楽しそうに食べたり飲んだりして盛り上がった。

参加するお客さんも、ほとんどが若くてかっこいいお兄ちゃんたちや、お洒落で可愛いお姉さんたち。

おみそれいたしました、お見合いパーティ。

ねるとんスタイルの告白タイム付きのお見合いパーティと違って、本当にただ若い人たちが友達と集まってワイワイと楽しんでいる、といった雰囲気がよかったみたいだ。

あと、普通こういうパーティって主催者から、やれ、席を移動していろいろな人同士が交流して、だの細かい指示が出されることが多いんだけど、それもほとんどなく、参加者の自由度が大きかったのも成功の原因だったんじゃないか、とか考える。

会場となったレストランのスタッフとしてこちらはえらい大変な目にあったけど。

平常営業とはまったく異なるレイアウトに机、椅子を組み替えたり、各テーブルごとのドリンクを用意したり、ブッフェスタイルの食事出しだったので、参加人数に合わせてグラス、皿類を用意して、始まってみれば参加人数が大幅に増加。

ビールの空き瓶を下げ、ソフトドリンクの入ったピッチャーを入れ替え、どんどんドリンクを追加して、気がつけばビールが残り数本。

前日に、参加人数を考えるとビールの本数が頼りなかったので一応N沢さんに伝えてみたのに、あまりアルコールは出ないだろう、という根拠の無い一言でそのままになってしまったのが悔やまれる。

普段宴会用に使用しているアサヒビールスーパードライがなくなり、キリンラガービール一ケースを投入するも焼け石に水。

80本あれば足りるだろう、と考えていたビールは結局120本も出た。

パーティが終わって、一体どれだけのカップルが成立したのかは謎。

盛り上がりはしたけど、その場限り、なんてこともあるんじゃないか、今時の若い人たち。

とりあえず、次回も開催、なんて話になったらひとり当たりの料金を千円ずつ位上げて単価を上げてもらわないと割りに合わないし、基本的にうちの規模の会場では不向きだと思うのでN沢さんが簡単に引き受けたりしないよう、注意しておかなければ。

帰ってみれば午前一時を過ぎて、すぐフロに入ったら『やりすぎコージー』を半分以上見逃してしまった。

オーマイ、ガッ!!

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2007年7月31日 (火)

池上隆子論争とハンサム日記▽・w・▽

『山田太郎ものがたり』

ようやく第二話、第三話を観ました。

そして、一話目を観てから原作の漫画の方も第六巻まで読んでみて、ドラマと漫画では、元から目指すものがちがっているんだ、ということに気づきました。

ドラマの方は、貧しさに負けないで、けなげに日々を送る主人公一家の感動物語、という雰囲気ですが、原作は、貧しさをネタにしたギャグ漫画。

原作の山田一家は、貧しさをものともしないたくましいキャラクターで、彼らの発想や行動そのものが笑いに結びつくことなります。

太郎の学校のウサギ小屋から餌であるにんじんを拝借したり、赤犬を非常時用の食料として飼っていたり…

とにかく「生きる」ということに対してたくましい一家なんですね。

太郎を筆頭に、自分たちの可愛らしさや魅力も充分に自覚していて、目的を達するためには、それを利用するしたたかさも持っています。

そんな彼らの行動は、時にブラックな方向に走り出したりもして、テレビでは表現しにくいのかもしれません。

対して、ドラマの山田一家は、家族全員がピュアなキャラクターで、動物を見て、おいしそう、と感じる野性味はありません。

ドラマでは、山田一家が、ある意味普通の人格であるために、彼らの行動が笑いに結びつくこともありません。

かわりにその役割を一身に担うことになったのが、多部未華子さん扮する池上隆子という妄想キャラで、実はこの隆子のキャラをめぐってドラマ愛好者の間に論争が起こりつつあるんです。

その論争を簡単にまとめると、これじゃ、 『山田太郎ものがたり』 じゃなくて 『池上隆子ものがたり』 じゃん、といった感じでしょうか。

池上隆子、という太郎の同級生、以前にも少し書きましたが原作の中ではそれほど重要な役割ではありません。

コミックスの第一巻で登場し、かってに太郎を自分の王子様に仕立て上げ、彼と結ばれることによって玉の輿に乗ることをもくろむ、という点ではドラマと一緒。

でも、太郎が貧乏だと知った途端に太郎への想いを振り切り、他のお坊ちゃまに乗り換えてしまい、その後は、漫画の中の時間にして約一年間忘れ去られます。

ドラマの方は、時間配分を大まかに分けると、山田一家のパート、家族のために頑張る太郎のパート、そして池上隆子のパートの三つに分けられています。

一話分のエピソードの内、三分の一近くが隆子のために、というか、隆子の妄想のために費やされているんですね。

これはつまり単独キャラの出演部分として、主人公である山田太郎と同配分、ということになります。

ドラマ版池上隆子がいかに重く扱われているか、がよく分かります。

多部さん目当てでこのドラマを観ている自分のような人も多いでしょうし、実は、毎度おなじみ2ちゃんドラマスレでも、隆子批判をする人の多くが

「中の人 (その役を演じている役者のこと) は、頑張ってると思うんだけど、隆子というキャラクターはでしゃばり過ぎ」

と書き込んでいるんですね。

隆子批判、というのは、ほぼ脚本家や演出、製作者への批判と重なり、それと反比例するように、多部さんに対する評価は高いんです。

女優としての多部未華子、は評価しつつも、隆子の妄想シーンに時間を使いすぎて、原作にある太郎を中心とした面白いエピソードが犠牲になってるんじゃないか、というのが批判の核を成す部分のように感じました。

自分も多部さんがこのドラマに出演する、と知った時には、これほど前面に出てくる役とは予想もしていませんでした。

主人公に想いを寄せるも、恋がかなわないまま終わる影のうすい役柄じゃないか、と勝手に思っていました。

なんたって、ほぼドラマ初出演なんですから。

でも、実際に放映されたドラマを観ると

妄想から、現実に引き戻されたときの表情の切り替え

太郎のそばにいる時の幸せそうな表情

妄想を抑えきれずに走り出す時の切れの良さ

自宅で家族を相手に会話する場面の自然さ

と、アンチ隆子の人たちでさえ認める演技力がさっそく発揮されていて、ファンの一人としてはうれしい限りです。

太郎をほのぼのキャラのままにする限りは、そのイメージを崩す、貧乏を笑い飛ばすような無茶はさせられないでしょうから、このまま隆子の妄想 (三話の時点で太郎の貧乏はバレてしまいましたが) を突っ走らせるのも面白いかな、と思えてきました。

『山田太郎ものがたり』 でも 『池上隆子ものがたり』 でも、多部さんが出るなら見続ける価値はある▽・w・▽!

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